「絶対合格!」は本当?誇大広告に惑わされないために
- u1901u
- 5月22日
- 読了時間: 3分
更新日:7月11日

こんにちは!
個別指導 静岡市のプロ家庭教師スピカです♪
今日は少し真面目なお話を。最近、ニュースなどで「食品の表示偽装」や「自動車メーカーの性能改ざん」といった話題が報じられることがありますよね。実は、教育業界でもこうした「誇大表現」や「誤解を招く広告」が存在することをご存知でしょうか?

「絶対合格します!」は本当に信じていいの?
塾や予備校の広告でよく見かけるフレーズ。
「第一志望校、全員合格!」
「驚異の進学率100%」
「絶対に合格させます!」
このような言葉を見ると、「この塾なら大丈夫そう」と思う方も多いと思います。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
「絶対」「必ず」といった言葉、教育の現場で本当に使っていいものでしょうか?
20年の経験から思うこと
私は家庭教師を始めてから約20年になりますが、「絶対合格できます!」とご家庭にお伝えしたことは一度もありません。
理由はシンプルです。
勉強に“絶対”は存在しないからです。
人には得意・不得意、性格や生活環境、当日の体調など、様々な要素があります。だからこそ、「未来の結果を断言すること」には、どうしても慎重にならざるを得ません。
合格までの道のりは一人ひとり違う
これまで多くの生徒様の指導をさせていただきましたが、結果は本当にさまざまです。
スタート時は厳しい状況だったけれど、見事に第一志望校に合格した生徒様
逆に、惜しくも第一志望には届かなかったけれど、納得のいく進路を選ばれた生徒様
努力の結果は一つとして同じではなく、それぞれに物語があります。
だからこそ、「数字」や「強い言葉」だけで塾を選んでしまうのは危険だと感じています。
大切なのは「冷静な視点」と「現実的な戦略」
成績を伸ばすために必要なのは、「奇跡を信じること」ではなく、現実を見据えた計画と、冷静に自分の状況を理解する力です。
強い言葉や実績を前面に押し出している塾には、必ず“その裏側”を確認するようにしましょう。
たとえば、
合格率100%の「母数」は何人なのか?
実績に掲載された学校は、誰もが第一志望にするような学校なのか?
といった視点です。
最後に
受験は「運」や「奇跡」に頼るものではありません。
一歩一歩、今できることを積み重ねていくことでしか、合格は掴めません。
だからこそ、「誠実に、生徒一人ひとりに向き合ってくれる塾や家庭教師」を選ぶことが、結果的に一番の近道になると私は信じています。
スピカでは、お子さまの状況に合わせて、現実的な目標設定と、着実に力をつける指導を行っています。
どんな状況でも、「その子にとってのベストな進路」を一緒に考えたい。
そんな気持ちで、日々指導を行っています。