スローライフから一転!中3で塾を始めた子どもの“時間と心”のギャップ
- u1901u
- 9月23日
- 読了時間: 4分
こんにちは♪
個別指導対応!静岡市の家庭教師スピカの佐藤です。
中学3年生になって、「いよいよ受験だ!」と気持ちを引き締めて塾に通い始めるお子さん。これまで塾に行った経験がない、あるいは家庭で少しずつ勉強してきただけ、というご家庭も多いのではないでしょうか。
「これで安心!」と思っていたのに、お子さんの様子がどうもおかしい…。 そう感じたことがあるかもしれません。
それは、お子さんが**「今までの生活」と「受験モードの生活」のギャップ**に、知らず知らずのうちにストレスを感じているサインかもしれません。
この記事では、なぜこのギャップがストレスになるのか、そして親としてどうすればスムーズに乗り越えさせてあげられるか、具体的な方法を整理してみます。

なぜ、子どもはストレスを感じるのか?
お子さんが感じるストレスの背景には、主に以下のようなギャップが存在します。
• 時間の制約が急増するギャップ
今まで自由に時間を使っていたのが、塾の授業、宿題、復習…と「やるべきこと」に時間が取られ、余裕がなくなります。お子さんにとっては、急に**「自分の時間」が奪われた**ように感じてしまうのです。
• 自己管理のギャップ
塾では、予習・復習、宿題を期限内に仕上げる、といった自己管理能力が強く求められます。これまでその習慣がなかったお子さんにとって、この「管理」のタスク自体が大きなストレス源になります。
• 学習内容・量のギャップ
塾では、学校より速いペースで、難易度の高い問題に取り組みます。これまで自分のペースで進めていたお子さんほど、「ついていけてない」という焦りを感じやすくなります。
• プレッシャーの増大
「受験」という大きな目標や、周りの生徒との比較などから、「頑張らなきゃ」「落ちたくない」というプレッシャーが強くなり、それが心身の疲労につながることもあります。
このストレスを放置するとどうなる?
お子さんが感じるストレスをそのままにしておくと、以下のような悪循環に陥る可能性があります。
• 勉強への集中力や意欲が低下する
• 自信を失い、「自分はできないかも」と思い込む
• イライラしやすくなり、家族とのコミュニケーションが不足する
• 睡眠不足や体調不良を引き起こす
親としてできること:具体策
お子さんのストレスを軽くし、受験期を乗り切るためのサポートを、いくつかご紹介します。
•「段階的な導入」を意識する
塾に通い始めたばかりの頃は、最初から無理をさせないことが大切です。週の授業を少なめにしたり、塾の宿題を全部こなせなくても「まずは半分から」と声かけをしたりするなど、徐々に慣れさせる工夫をしましょう。
•「スケジュールの可視化」を促す
お子さんと一緒に、1週間の予定をカレンダーやボードに書き出してみましょう。塾の授業や宿題の時間はもちろん、「休憩時間」「趣味の時間」「就寝時間」も書き込むことで、お子さんも見通しが立ち、安心感を持つことができます。
•「小さな目標」を一緒に設定する
「志望校合格」という大きな目標だけでなく、「今週は数学のこの単元をマスターしよう」「この問題集を最後まで終わらせよう」といった、達成可能な短期目標を設定してあげましょう。目標をクリアするたびに、「よく頑張ったね」と声をかけることで、お子さんの自信につながります。
•「精神的サポート」を強化する
お子さんがイライラしていたり、不安そうにしていたりしたら、まずは**「大丈夫だよ」「焦らなくていいよ」と声をかけてあげてください**。成績や模試の結果だけで評価するのではなく、日々の努力を認めて褒めることが大切です。お子さんが困ったときに、すぐに相談できる存在でいてあげましょう。
•「休息時間」を確保させる
勉強ばかりで詰め込みすぎないよう、意識的に休息を取らせてください。良質な睡眠、好きな音楽を聴く、体を動かすなど、心身をリフレッシュさせる時間を確保することで、勉強の効率も上がります。
まとめ
中学3年生で塾に通い始めることは、受験合格への大きな一歩ですが、同時に大きな環境の変化でもあります。
今までとは違う生活リズムや、心にかかるプレッシャーを一人で抱え込ませないことが重要です。
親御さんが、お子さんのペースを尊重し、時間管理・休息・精神的なサポートを丁寧に行ってあげることで、お子さんはきっとこの大きな変化を乗り越え、自信を持って受験に臨めるようになるでしょう。 お子さんの頑張りを、一番近くで応援してあげてください。